思い出

(この写真は読者の河白くん(@kawashiro_eena)の投稿写真です。↓ここから投稿者の文章です。)

広島の宮島から本土に帰るフェリーの中で撮った写真です。
親子の後ろ姿から夏の終わりを感じます。

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(ここからせろりんのコメントです)

河白くんの夏シリーズの最後の1枚です。

いいですね~。二人は親子でしょうか?ユニークな髪型のシルエットも、帽子の感じも、日に焼けた腕が少しだけ写っているのも、後ろ姿から表情が想像できるようなできないような感じも、全部いいですね。

良いな~と思うのが「思い出」というタイトルです。この写真でこれ以上にしっくりくるタイトルがあるでしょうか。タイトルがあるタイプの写真展示はタイトルが非常に重要です。コンテストだったらいいタイトルを付けるかどうかで結果がガラッと変わることは普通にあります(ビジュアル勝負の写真に言語を持ち込むのは不純ではと思わなくもないですが、いろいろ考えた結果このサイトではタイトル有り制を採用しています)。

この写真に他のタイトルを付けるとすれば「夏の終わり」「夕暮れ」「宮島フェリー」「家族」「帰路」「楽しかったね」「晩ごはんどうする?」とかいくらでも思いつきますけど、どれも「思い出」には遠く及びません。だって、フェリーの思い出ってなぜだか記憶に残りやすいわけです。旅行の内容を忘れてもフェリーに乗ったことは不思議と覚えていることってありませんか。おれもけっこう前に宮島フェリーに乗りましたけど、厳島神社の風景はあんまり覚えていなくても、フェリーから見た風景は確かにこんなんだったなあと思います。

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