たんぽぽ

CANONのレンズ「EF100mm F2.8 MACRO」を買いました。マクロレンズってやつです。虫眼鏡のように、近くの被写体を大きく写せるレンズで、虫を撮ったり、花を撮ったりするのに向いています。

写真を撮ることを、世界を切り取るとか、風景を切り取るとか言いがちですけど、”切り取る”というのは、おれとしてはあんまりしっくりこない表現です。だって、レンズにもデジタルセンサーにも撮影方法にもレタッチにもモニターにも人間の設計意図がふんだんに盛り込まれているわけですから、写真を撮る行為は、切り取っていると言うにはあまりにも人間本位で人工的なものだと思うのです。この写真だって、切り取っているというよりは、被写体を素材にして絵をでっち上げていると言ったほうが自然に思えます。この写真は間違いなくこの世界のどこかを撮影したものではありますが、この写真のようなボケボケでフワフワの世界は、この世界のどこにも存在しないのです。

EOS RP│EF100mm F2.8 MACRO│f2.8, ISO100, 1/200s

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